こんにちは。ユルイチです。
わが家は2017年1月に家を新築したのですが、
その際地震に強い家を作ることに非常にこだわりました。
というのも、以前もお話ししましたが
私の住む地域は近い将来大きな地震が来ることがほぼ確実に予測されています。
加えて私はなぜか昔から極度に地震を恐れていて^^;
周囲にもなんでそんなに?と言われるほど。
きっと前世は地震で死んだんでしょう‐_‐
でも震災のニュースや被災者の方たちのお話を聞くと、
やはり突然起こるのが地震。そして理不尽に色んなものを奪っていきます。
家であったり、思い出であったり、時に命であったり。
東日本大震災のようにあれほど大規模な津波は
人の力ではどうしようもなく、家などひとたまりもありませんが
それでも選べるのであればはじめからそういった恐れのある地域を選ぶのを避け、
良好な地盤の土地に耐震性の高い家を建てる、というのが
やはり一番なのではないかと思います。
話がそれましたが、そのため私は家づくりにおいて
- 土地の地盤の固さや水害の恐れがないかどうか
- いかに地震に対して壊れにくい家を作るか
という2点に非常にこだわりました。
阪神大震災以降改定された現在の耐震基準を満たす家であれば大きな地震が来ても倒壊しないと言われていましたが、
2016年の熊本地震ではその新耐震基準を満たす比較的新しい家でも倒壊したものがありました。
これから家を建てる方にとっても、決して他人事ではありません。
自分が住む家なのですから、自分で意識して賢い消費者となり、
当事者意識を持ってHMや工務店等と一緒に地震に強い家を作るのが長く安心して暮らすための近道だと思います。
地震に強い家とは?
では、地震に強い家ってどんな家でしょうか?
- 家の凹凸が少なくシンプルな形であること
- 1階と2階のバランスが良いこと
- 壁や柱の直下率が適正に確保されていること
大きく言うとこの3点がポイントになると思います。
家の凹凸が多いと地震の揺れの圧力がうまく分散されず特定の箇所に集まってしまい、倒壊の危険が高まります。
1階よりも2階の方が大きかったり、1階部分が駐車場であるなど1階と2階のバランスが悪い建物の場合はやはり倒壊などの危険性が高くなります。
また、直下率という言葉、聞いたことありますか?
壁や柱の位置が1階と2階とでどれだけ一致しているか、ということを示す値です。
一見すると普通の建物でも、1階が大空間でほとんど柱や壁がなく2階は細かく区切られたような間取りの場合、揺れや重さ、つまり重力や水平力をうまく逃がすことができず、やはり倒壊の危険性が高まります。
最近TVなどでも特集され話題となっていますね。
ちなみにわが家が建てた家はごくごくシンプルな総二階・直下率も意識して間取りを作りました。
でもそんなの嫌だ!地震とか直下率とか気にしたくない!自分が住む家は好きな間取りで建てたい!という方は耐震ではなく免震を考えると良いかもしれません。
耐震と免震ではそもそも地震に対する考え方が違っていて、
耐震は建物をガッチリと固くして地震の揺れから守ろうという考え方、
免震は建物の下に免震装置を設置することで地震の揺れを建物に直接伝えない仕組みです。
免震のデメリットといえばコストが高いことですが、最近では従来の免震装置に比べ安価なものも出てきています。
現実的な値段であれば、取り入れると安心かもしれません。
上に挙げた点のほかにも壁や床の強度、構造計算による柱や耐力壁の数・配置等大切な点はたくさんありますが、
このあたりは専門性が高くなかなか私たち素人には難しいですからHMや工務店などのプロを信頼してお任せし、
私たち施主側も少し勉強して家づくりをすることで、地震に強く安心できるわが家が手に入ると思いますよ^^*
30代で30坪の注文住宅を建てたわが家が施主支給したもの、新築するにあたって購入したものを大公開!
2年住んでみて「これは本当買ってよかった!」と思うものだけを紹介します!