こんにちは。ユルイチです。
家は3度建ててようやく満足するものができるといいますが、ほとんどの方にとって住宅購入は人生で一度きりの大イベントだと思います。
そのたった一度のチャンスで100点満点だと思える家を建てているのはたった2割の人だけだと知っていましたか?
このほど(株)住環境研究所より発表された【ファーストバイヤーの住宅購入意識調査】によると、
ファーストバイヤー(初めて住宅を購入した人)に住宅成功度満足度を100点満点で点数をつけてもらったところ、100点をつけたのはたった19%だったそうです。
家は一生の買い物だと思うとこの数字、とっても低いですよね。
今回はこの住宅意識調査を参考に満足度の高い家を建てるポイントについて考えてみたいと思います。
住宅意識調査からみる満足度の高い家を建てるポイント
住宅ファーストバイヤーの意識調査結果
まずこの調査でファーストバイヤーとは【一次取得者層のうち若年子育て世帯(施主の年齢40代以下かつ夫婦と子で構成される世帯)】と定義されています。
この調査によると過去7年のうちに住宅を購入した人のうち、これらの層が約6割を占めています。
上記のようにファーストバイヤーのうち購入した家について100点満点をつけたのは19%。90点以上をつけたのも18%と少なめです。
この住宅購入の成功度満足度、ファーストバイヤーの平均点は80.7点。
高いと思いましたか?それとも低いと思われるでしょうか。
ちなみに80点以上をつけた人の割合は68%です。約7割が80点以上だと感じていると思うとちょっと安心しますね。
でもおかしいと思いませんか?平均点が80.7点なのに約7割は80点以上なんです。
平均点以下を見てみると、70点台が18%、60点台が8%、59点以下も7%います。
3割しかいない平均点以下の中で59点以下の7%がぐっと平均を押し下げているのが想像できてしまいます・・いったい何点を付けたのか・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
何千万もの借金を抱えて、そのなかにもし自分が入っていたらと思うとぞっとしますね。
ちなみにこの平均点、二次・三次取得者の平均点は83.6点。
100点や90点以上など高得点をつけた割合が増えているほか、59点以下をつけた割合もぐっと減っています。やはり「家は3度建てないと・・」はある意味で真実なのですね。
満足度が100点に満たない主な理由
住宅購入の満足度が100点に満たない主な理由は、ファーストバイヤーでは以下のような順位でした。
- 間取り・プラン
- 収納・収納量・片付けやすさ
- 費用・価格
- 庭や車庫・外まわり
- キッチン・浴室・トイレ
これを二次・三次取得者と比較すると、1位は同じく「間取り・プラン」ですが「収納・収納量・片付けやすさ」の点で特に満足度の差がよく表れていました。
つまり家を二度三度と建てる方は収納や片付けやすさの面に特に配慮して家を建てているということです。
よくいわれることですが収納というのは本当に大事です。
どこに何をしまうのか、どれくらいの大きさの収納がどこに必要か、よく考えて間取りを考えることが大切でしょう。
約半数が2,000万円台の住宅を購入
土地代を除いた住宅購入金額では、ファーストバイヤーの51%が2,000万円台の家を購入しています。
詳しく見てみると2,000~2,500万円未満が27%で最多、2,500~3,000万円未満が24%。
続いて1,500~2,000万円未満が16%、3,000~3,500万円未満も同じく16%となっています。
土地代を除いてこの金額ですから、みんな結構お金をかけているなという印象ですね。
採用したかった間取り・仕様
ファーストバイヤーが本当は採用したかった(のにできなかった)間取りや仕様について聞いたところ、
- 屋根や庇の付いたテラス・バルコニー
- ベビーカーや三輪車・外遊びの道具などをすっきりと片付けられる外回りの収納
- 雨の日や夜遅くでも洗濯物を干せる仕様
- 洗濯干しや取り込み、収納までが負担なくできる間取り
これらが上位にあがりました。
これらはつい後回しにしてしまいがちですが、同時に実際に暮らしてみて感じた不便や後悔が表れているポイントですので、参考になると思います。
また洗濯物については後付けでこういった便利なものもあります。
こちらはわりと安価で下地さえあれば場所も選びませんので、自分はどこにお金をかけるのか、全体のバランスで決めると良いと思います。
ちなみにこのpid4m、わが家にも取り付けてあります。
もはやコレなしでの洗濯は考えられませんw
まとめ
実際に家を建てた経験者の方の意見というのは生活に密着していますのでとても参考になります。
満足度が100点に満たない理由1位の「間取りやプラン」が大事なのは言うまでもないですが、
費用・価格が3位になっていることにも注目しなければなりません。
住宅購入金額のトピックの中でみんな結構お金をかけている印象だと言いましたが、その一方でその費用・価格に不満を持っている人が多くいるということです。
住宅検討時には金額が大きいため感覚がマヒしたりつい気が大きくなってしまうことも多いですが、当然ながら10万円は10万円、100万円は100万円です。
その金額を稼ぐためには自分が何日(何カ月)働かなければいけないのかということを忘れないようにしましょう。
今回の調査から見えてくるのは、
無理のない予算で収納や家事のしやすい間取りの家を建てると満足度が高い
ということ。
特に収納については思っている以上に大切に考えた方が良いと思います。
それも多ければ良いということではなく、あらかじめどこに何を収納するか考えて必要な量の収納を必要な箇所に作るようにしましょう。
家が完成し生活を始めた後、「わが家は100点満点!」と思えたら素敵ですね^^*
ちなみに私はというともちろん100点満点!!・・と言いたいところですが、小さな後悔ポイントはあります^^;
でも本当に小さいことなので、満足度は100%に近いです。
家づくりの最中ずっと考えに考えたおかげで自分でも満足のいく家が建てられてよかったです( *´艸`)
今回参考にした【ファーストバイヤーの住宅購入意識調査】について詳しく知りたい方はこちらの住環境研究所のHPのリリースの中で見ることができますよ。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
30代で30坪の注文住宅を建てたわが家が施主支給したもの、新築するにあたって購入したものを大公開!
2年住んでみて「これは本当買ってよかった!」と思うものだけを紹介します!