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階段の種類と形状によるメリットデメリット。段数の平均は?

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こんにちは。ユルイチです。

 

最近は平屋のゆったりとした暮らしに憧れる方も多いですよね。

ですが土地があまり広くなかったり、平屋はコストも割高になることから実際には二階建ての家を建てるという方がほとんどです。

 

二階建ての家に必ずあるものといえば階段ですね。

階段も最近は色々な形や素材があり、それ自体をインテリアのポイントにしたりと単に一階と二階をつなぐだけのものではなくなってきています。

 

では階段の形によって使い勝手や住み心地に影響はあるのでしょうか?

今回は階段の形状ごとのメリットデメリットについて考えてみたいと思います。

 

 

階段の形状は住み心地に影響する?

階段の形状の種類

階段の形状には次のようなものがあります。

直階段・I型タイプ

(画像引用:http://sumai.panasonic.jp/sumu2/basic/vol3/04.html)

メリット
  • 省スペースでシンプルなかたちのためコストが安く済む
  • 昇り降りの足のテンポが変わらないため転落しにくい
  • 直線のため家具の搬入等がしやすい
デメリット
  • 転落しにくいとはいえ一度足を踏み外すと下まで一気に落ちてしまう危険がある
  • 踊り場などが作りにくい
  • 急勾配に注意が必要

 

折り返し階段・U字タイプ

(画像引用:http://sumai.panasonic.jp/sumu2/basic/vol3/04.html)

メリット
  • 途中で180度向きが変わるため、足を踏み外しても途中で止まり安全
  • 踊り場が設置しやすくゆったりとした階段になる
  • 上がるところとたどり着くところが一緒で間取りを考えやすい
デメリット
  • 直線階段よりも面積が必要
  • 180度折り返す必要があるため大型家具等の運び込みが困難

 

かね折れ階段・L字タイプ

(画像引用:http://sumai.panasonic.jp/sumu2/basic/vol3/04.html)

メリット
  • 途中で曲がるため直階段に比べ安全
デメリット
  • 折り返しの分だけ直階段に比べて広い面積が必要
  • 同じく直階段に比べコストがかかる

 

らせん階段

メリット
  • おしゃれで個性的な雰囲気になる
デメリット
  • 形が複雑でコストが高くなる
  • ステップの中心に近いほど踏むスペースが狭くなる

 

段数の平均は14段

建築基準法により住宅の階段の蹴上げ(1段の高さ)の寸法は23cm以下、踏面は15cm以上と決められています。ですがこれはあくまで法律の基準であり実際にこの寸法で階段を作るとかなり急で危険な階段となります。

一般的な天井高は240cmほどですので、1階の床から2階の床までの階高はおよそ290cmほどになります。

階段一段の高さ23cmで割ると

290÷23=12.608・・

となりますので少なくとも13段以上の階段にする必要があります。

実際には14段が標準的、15段にすればより緩やかで昇り降りしやすい階段だと言えるでしょう。

 

ちなみに一般的に昇りやすい階段の幅は踏み面が20cm~22cm、蹴上は1段あたり18cm~20cmとされています。

290÷15段=19.333・・

となりますので一般的な階高であれば15段なら誰もが昇りやすいと感じる高さになるのではないでしょうか。

 

ただし最近は他社との差別化のため天井高を高くできることをウリにしているハウスメーカーも少なくありません。

天井高が高くなれば当然階高も高くなるため階段もより多くの段数が必要となるでしょう。

途中で踊り場があるかどうかによっても急だと感じるかどうかは変わってきます。

 

わが家は1階の天井高が255cmと少し高めですが階段は15段昇りきりの折り返し階段です。

蹴上げ20cm、踏面24cmで途中折り返し地点に半畳の踊り場があります。

急だとは全く感じませんし4歳の息子も難なくトトトト昇り降りしています。

 

階段というのは慣れもかなり大きく影響します。

今住んでいる家や実家の階段など使い慣れている階段の寸法を一度測ってみるのも参考になるかもしれません。

 

箱型とストリップ型

それぞれの形には“箱型”と“ストリップ型”があります。

箱型はいわゆる普通の住宅によくある階段です。

(画像引用:https://sumai.panasonic.jp/interior/zosaku/staircase/products/index.html)

デザイン性よりもコストと実用性を重視した階段で、無難な印象になりがちな反面階段下を収納やトイレにするなど有効活用できます。

 

ストリップ型はモデルハウスなどでよくある蹴込部分のないオープンな階段です。

おしゃれで個性的な印象になりますがオープンなため階段下を収納等にはできません。

隙間が多いため小さな子どものいるご家庭ではちょっと心配だという親御さんも多いです。

リビング階段でよく用いられ、より開放的で洗練された印象にしてくれる反面寒さなどの問題もあるでしょう。

 

まとめ

階段の形状は主に下記の4種類があります。

  • 直階段
  • 折り返し階段
  • かね折れ階段
  • らせん階段

それぞれに箱型ストリップ型があり、コストや実用性を重視するのかデザイン性を重視するのかによって選ぶと良いと思います。

階段の平均的な段数は14段程度。15段以上にする、踊り場を作るなどするとより安全で登りやすい“やさしい階段”となるでしょう。

天井高が平均よりも高い場合は段数もより多く必要です。

 

ひと口に階段と言ってもいろんな要素があって考えてしまいますね。

家族構成や間取り、予算や建てたい家のイメージなどによって選ぶものも変わってくるでしょう。

自分と家族にとって最適な階段を見つけてくださいね^^

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

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