こんにちは。ユルイチです。
家を建てることになると、きっと誰もが一度は憧れるであろう無垢の木の床。
人口のものとは木目ひとつとっても全然違いますし、やはり無垢にしか出せない風合いや雰囲気がありますよね。
そんな憧れの無垢の床ですが、たくさんのメリットがある一方で理解しておくべきデメリットもたくさんあります。
特に子育て世代は要注意!
憧れや見た目だけで選ぶと後々後悔してしまうかもしれません。
今回はそんな無垢の床についてのお話です。
無垢フローリングにするなら知っておきたいこと
無垢フローリングとは
一般的に「フローリング」といえばいわゆる合板フローリングを指し、
- ベニヤ板の表面に木目のシールを貼りコーティングしたもの
- 0.3mmほどの薄い木を貼り付けたもの
などがよく使われています。
それに対し無垢フローリングは下記のようなものです。
無垢フローリングとは、無垢の木材で作られたフローリング(床材)を言う。
無垢(むく)の木材の定義としては、集成・積層などといった木を継ぎ足す加工を施していない木そのものを指すのかもしれないが、実際にはほとんど継ぎ足しのない、または大きなパーツを組み合わせた木材加工品も無垢と呼ばれている。
(無垢フローリングとは:はてなキーワードより引用)
つまり木そのものをフローリングの形に加工したものですね。
無垢フローリングのメリット・デメリット
「無垢の木」「無垢の床」というだけでなんとなく素敵な感じがして憧れますよね。
では無垢フローリングのメリット・デメリットとは具体的にどんなことがあるのでしょうか。
無垢フローリングのメリット
- 見た目の風合いが無垢ならではのオシャレな雰囲気になる
- 空間が温かい雰囲気になる
- 合板よりも柔らかいため裸足でも足触りがよく気持ちがいい
- 冬でも冷たくならない
- 調湿性がある
- 多少の傷なら補修できる
何よりもやはり見た目の風合いと手触り・足触りが魅力ですね。
合板と違い冬でもあまり冷たくならないため、一年中快適に過ごせます。
人工物ではないため自然の温かみを感じられる空間になるでしょう。
無垢フローリングのデメリット
- 合板よりも柔らかい分傷が付きやすい
- 価格が高い
- 湿気によって収縮し、隙間や割れが起きやすい
- 反りやゆがみが出る可能性がある
- 日焼け・シミが目立ちやすい
- 定期的なメンテナンスが必要
柔らかく足触りが良いということはその分傷が付きやすいということ。
また木は呼吸するため吸湿して膨らんだり縮んだりし、それによって隙間が生じたり割れが起きる可能性もあります。
日焼けや食べ物・飲み物のシミなども合板よりも目立ちやすいでしょう。
年1回はワックスがけをするなど定期的なメンテナンスも必要です。
子育て家庭に無垢の床はキケン?
人が生活している以上、多少の傷がつくのは当然。
ただ子供がいるとその「多少」の度合いはかなり大きくなります。
重たい電車のおもちゃを落としたり
乗用玩具をブイブイ乗り回したり
牛乳やジュースをこぼしたり
イスをひきずったり
などなど、
あっという間に至るところ傷だらけになってしまいます・・(´;ω;`)
乗用玩具にはあらかじめ傷防止の対策をしておいたり、
飲食のテーブルの下には敷物を敷いておくなど
ある程度の対策はできますが、それでも完璧に防ぐことは不可能ですから
目立つ傷やシミもなく綺麗に保つのはなかなか難しいでしょう。
もちろん傷やシミなども含めた経年による変化も味になるというのも無垢の床の大きなメリットのひとつです。
ただそういった傷やシミなどが付いてしまう度に気になってしまうタイプの方だと、無垢の床で子育てをするというのはかなりストレスフルなものになってしまうかもしれません。
さらに無垢の床をキレイに保つには定期的なメンテナンスが欠かせませんが、年1回のワックスがけもなかなか大変です。
小さい子供がいるご家庭ならなおさらでしょう。
無垢の床を選ぶならデメリットも納得の上で
傷つきやすさ、吸湿による伸縮性、メンテナンスの必要性。
憧れの無垢の床ですが、メリットばかりでなくデメリットもたくさんあります。
無垢の床を選ぶなら、こういったデメリットや住んだ後のことまで考えて納得して選びたいものですね。
とはいえ、自然素材に触れてその中で子育てができるのは大きな魅力。
床に傷を付けないために子供の遊び方を制限して、せっかくの新居なのにのびのびと遊ばせてあげられないのも本末転倒です。
無垢の床を選ぶなら
【ある程度の傷やシミは子供の成長記録だと思って大目に見る】
くらいの心の余裕をもっておおらかに過ごしたいものですね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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