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駐車場はコンクリートor砂利?それぞれのメリットデメリット

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駐車場をコンクリートにしたとき、砂利敷きにしたとき、それぞれのメリットデメリットとは?

 

家の敷地のなかで、駐車場が占める割合ってけっこう多いですよね。

都市部ならそうでもないかもしれませんが、地方なら一家に2台以上車があるのも普通なので、駐車場も最低2~3台分は確保していることが多いと思います。

車の出し入れは毎日のことですから、ストレスなく駐車するためにも駐車場は広めに用意したいところですよね。

 

でも広くとればとるほど、悩ましいのが駐車場の地面部分の仕上げをどうするか

この地面の仕上げをどうするかで

  • 見た目の印象
  • かかる費用

ともに大きく変わってきます。

コンクリートと砂利、それぞれのメリットとデメリットを理解して、後悔のない外構計画をたてましょう!

 

駐車場をコンクリートにした場合

コンクリート駐車場のメリット

すっきりとして見ばえがいい

まずは見た目の問題。

地面をコンクリートにすると白くすっきりとした見た目になるので、家全体の印象が明るくなります。

砂利敷きにくらべ高級感も演出できます。

劣化が遅い

コンクリートは耐久性が高く、かなり長持ちします。

劣化しないわけではありませんが、一度敷いてしまえばよっぽどのことがない限り数十年は敷きなおす必要はないでしょう。

雨の日でも快適。靴や車も汚れない

コンクリートなら雨でも状態が変わらないので、靴や車が汚れる心配がありません。

砂ぼこりも立ちにくいでしょう。

洗車しやすい

水を流しても地面がぬかるむ心配がないので、気がねなく洗車ができます。

洗車のためにわざわざ車を動かす必要もありません。

車体・タイヤにやさしい

地面がフラットなので車体やタイヤに負担がなく駐車できます。

石がはねて車に傷が付く心配もありません。

 

コンクリート駐車場のデメリット

コストが高い

一度敷いてしまえばあまりメンテナンスの必要はありませんが、最初の設置コストは砂利きにくらべるとかなり高額

面積が広くなればなるほど費用がかかるので、あまり費用をかけたくない場合はタイヤが載る部分のみコンクリートにして、その他は砂利や芝生にするなどの選択肢もあります。

照り返しが強い

コンクリートは乾くと白っぽくなるので、夏場の太陽の照り返しがかなり強くなります。

家や窓の配置によっては駐車場からの照り返しで室内も暑くなってしまうので、庭木を上手に利用する、カーテンを工夫するなどして対策をした方がいいかもしれません。

悪天候だと足元がすべりやすい

表面がつるっとしたコンクリートは、雨などで地面が濡れているとすべりやすくなります。

すべりにくくするためには、

  • コンクリート表面に筋を入れる
  • 洗いだし仕上げ(中の砂利を表面に露出させる仕上げ)にする
  • すべり止め塗料を塗る

などの対策があります。

とくに子どもは走って転びやすいので、何かしらの対策をしておくと安心です。

工事+養生期間が長い

コンクリート土間打ち工事の流れは以下。

  1. 勾配決め
  2. 土のすき取り
  3. 転圧
  4. 型枠施工
  5. ワイヤーメッシュを入れる
  6. コンクリート流し込み
  7. コテで表面をならす
  8. 養生(約1週間)

広さと作業人数にもよりますが、①~⑦までも数日はかかりますし、そこからさらに約1週間の養生期間がいります。

そのあいだ車は置けませんから、どこかに駐車する場所を確保しなければいけません。

複数台分の駐車場の場合、【まず半分施工してのこり半分に駐車→乾いたらもう半分を施工】というふうにもできます。

ひびわれが起こる可能性がある

メンテナンスはあまり必要ありませんが、コンクリートは気温や湿気に応じて少し伸縮するため、ひびわれ(クラック)が起きてくる可能性があります。

予防策としては適度な間隔で目地を入れること

目地を入れておくことで、多少伸び縮みしてもあそびができてひび割れが起きるのをある程度ふせぐことができます。

 

駐車場を砂利敷きにした場合

砂利敷き駐車場のメリット

費用が安くすむ

コンクリートにくらべ、砂利敷きだとかかる費用はかなり安くすみます。

一般的な住宅なら10~50万円くらいは違ってくるでしょう。

外構にあまりコストをかけられない場合、駐車場を砂利にすればかなりのコストダウンになります。

可変性が高い

コンクリートにすると、その状態を変えるには専門の業者を呼びコンクリートをはがす工事が必要です。

砂利なら基本的には土の上に砂利を敷いているだけなので、

  • コンクリート敷きにしたい
  • 駐車場の一部を庭にしたい
  • 駐車場をつぶして離れを建てたい

などのときに変化がつけやすいでしょう。

悪天候でもすべりにくい

あたりまえといえばあたりまえですが、砂利は雨が降ってもすべりません。

ツルツルのコンクリートだとかなりすべる場合もあるので、この点もメリットだと言えるでしょう。

 

砂利敷き駐車場のデメリット

砂利が動いてしまう

駐車場ではだいたいいつも同じような場所に車をとめますよね。

いつもいつも同じところをタイヤで踏むことになるので、どうしてもその部分の砂利が動いたり沈んでいまい、そこだけ砂利が薄くなりがちです。

砂利が薄くなると草が生えやすくなったり部分的に土が露出してしまったりするので、たまに砂利をならしてあげることが必要でしょう。

車や靴が汚れやすい

砂利敷きの場合、コンクリートにくらべるとどうしても砂ぼこりなどが立ちやすくなります。

さらに砂利が薄くなっていると、雨のはね返りで靴や車が汚れてしまうことも。

女性の場合は砂利で靴のヒールがめくれて傷ついてしまうこともあります。

また、タイヤで石がはねて車が傷ついてしまう可能性も。

洗車しにくい

砂利の上でそのまま洗車する人はあまりいませんね。

洗車時はかなりの水を使います。

砂利の下は土なので、あまりジャージャー流しっぱなしにするのは気が引けるでしょう。

雪かきしにくい

いちばん大変なのはこれかもしれません。

砂利の上に雪がふると、処理するのが大変です。

あまり雪が降らない地域でもたまの大雪などで苦労する人はかなり多いです。

雪が降る地域の人は、砂利の駐車場はやめておいた方がいいでしょう。

意外と中の水はけが悪い

砂利だと表面の水はけはとてもいいんですが、砂利の下の土の部分には意外と湿気がたまります。

車体の下に常に湿気があるとサビの原因になりますので、あまり好ましくありません。

雑草がはえてくる

厚めに砂利を敷いても、なんだかんだ雑草は生えてきます。

雑草の生命力はとても強いので、『そこから⁉』というようなところからでも顔を出すんですよね・・

砂利の下に防草シートを敷くのが有効ですが、防草シートも永久的なものではないので数年で効果は薄れてしまいます。

効果がなくなってきたらシートを入れかえるか、最初になるべく長持ちする良質な防草シートを選ぶといいでしょう。

デュポンのザバーンが有名です。

 

まとめ

コンクリート駐車場のメリット

  • すっきりとして見ばえがいい
  • 劣化が遅い
  • 雨でも快適。靴や車が汚れない
  • 洗車しやすい
  • 車やタイヤにやさしい

コンクリート駐車場のデメリット

  • コストが高い
  • 照り返しが強い
  • 悪天候だと足もとがすべりやすい
  • 工事+養生期間が長い
  • ひびわれ(クラック)が起きる可能性がある

 

砂利敷き駐車場のメリット

  • 費用が安くすむ
  • 可変性が高い
  • 悪天候でもすべりにくい

砂利敷き駐車場のデメリット

  • 砂利が動いてしまう
  • 車や靴が汚れやすい
  • 雪かきしにくい
  • 意外と中の水はけが悪い
  • 雑草がはえてくる

どちらもメリットデメリットがありますので、これらを分かった上で決めると後悔が少ないでしょう。

 

ちなみにわが家はコンクリートにしました。

コストのこともあって最初は砂利にするつもりでしたが、周囲に「最初にコンクリートにしといた方が絶対いい」と言われ、全面コンクリートを選択。

結果とてもよかったです。

駐車もしやすいですし、雨でも雪でも気になりません。

子どもがこけても砂利よりケガしにくいので◎。

白いコンクリートは水にぬれると色が変わるので、夏場は子どもと水をまいて遊んでいます^^

個人的には、費用がなんとかなるならコンクリートにしておいた方が後々ぜったいラクだと思いますよ。

 

生活しはじめてから駐車場の工事をするのはけっこうめんどくさ大変なので、新築時によく考えて決めたいものですね。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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