こんにちは。ユルイチです。
前回、土地探しをするうえで最もこだわった点についてお話しましたが、
今回は私が災害に遭いにくく、地盤改良のいらない土地を見つけた方法についてお話したいと思います。
まず、軟弱地盤というのは
泥や多量の水を含んだ常に柔らかい粘土、または未固結の軟らかい砂から成る地盤の総称(Wikipediaより)
であり、こういったところへ家を建てる場合は数十万~数百万円ほどかけて地盤改良を行う必要があります。
平地でも雨などで影響の出やすい低い土地、
またもともと水田だったようなところは軟弱地盤である可能性が高いです。
土地探しで参考にするべきもの
私が土地探しをする上で参考にしていたのはこちらです。
1.自治体のハザードマップ
これはもう言わずもがなですが、当然気にして土地の候補が出るたびに確認していました。
水害のほか土砂災害、地域によっては津波、液状化などの情報も出ていますので、
検討している土地がある方はぜひ確認しておかれることを強くおすすめします。
知って買うのと知らずに買うのでは大違いですからね。
2.国土地理院の土地条件図
こちらもその都度確認していました。
現在は住宅地でももともと水田地帯だったりすることはよくあります。
古地図を手配して見ることはなかなか敷居が高くて候補がでるたび毎回確認するのは
大変ですが、こちらはスマホで簡単に確認できるのでよく見ていました。
地盤の硬さを見る際の大体の目安になります。
興味のある方はこちらからどうぞ。
高台でもともと山だったようなところでも、沢が流れていた場所だったりすると
改良が必要な場合もあります。そういった情報もアバウトですが
見ることができるのでおすすめです。
地域によってはカバーされていないところもありますが・・
3.土地の地名(特に字○○など)、近くの河川
よく言われることですが、地名にはその土地の特徴や歴史が表れている場合が多いです。
田や沼、池、さんずいのつく地名などが軟弱地盤に多いことは有名ですよね。
そのほか蛇や龍、女や袋、椿や倉なども災害の意味を持つ場合があるので注意した方が良いそうです。
新しい住宅街で地名も新しくなっている場合がありますが、近くに河川などがあればそちらにも注目してみてください。
過去に氾濫の歴史などがあればおそらく何らかの記録が残っているはずです。
一度調べてみても良いかもしれません。
4.地盤マップ
地盤調査会社が運営している全国地盤マップです。
こちらも地域によってはカバーされていなかったりもしますが、大体の目安にはなります。
が、実際は地盤改良しているあたりが良好な地盤と表示されていたりもするので、まぁ参考程度に、という感じです。
まとめ
地盤改良のいらない土地を見分けるには
- 自治体のハザードマップ
- 国土地理院の土地条件図
- 土地の地名・近くの河川
- 地盤マップ
これらが参考になります。
そのほか神社などは歴史が古い場合が多いので、古い神社の近くは割と強い土地であることが多いようです。
地盤調査は通常土地を購入してから行われるため、
これから家づくりをする人にとっては結果が出るまでドキドキですよね。
それによって建築資金が数十万から数百万円ほどはね上がりますから。
でも大規模な地盤改良をしてしまうと将来の売却時に地価下落の原因となりますし(地下埋設物とみなされます)、建て替えの際にも莫大な撤去費用がかかります。
そんなもの、最初からない方がいいに決まってますよね?
ご紹介したのはあくまで目安ですが、利便性や周辺環境だけを見て土地を決めるよりも安全で良い土地を見分ける助けにはなるかと思います。
これらの方法であなたも災害時に被害に遭う可能性の少ない良い土地を見つけてくださいね。
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