こんにちは。ユルイチです。
家づくりをしていると選ぶものや決めることがとても多くて大変ですね。
本来は楽しい作業のはずなんですが、本当に細かい要素ひとつひとつを選んで決めなければならないため後半になると疲れてきてしまう人も多いです。
そんな疲れが溜まってくる家づくり後半にやってくるのが照明やコンセントなどの電気関係の決めごと。
コンセントは最も多い新築の後悔ポイントとして有名ですね。
生活動線や使い勝手に大きく関わってくる部分なのできちんと考えて決めることが大切です。
照明に関しても図面からはなかなかイメージがしづらいので、ハウスメーカーから提示されたプランをそのまま採用するという方も多いのではないでしょうか。
でもその決め方は後悔のもとかもしれません。
何十年も毎日毎晩使用する照明ですから、こちらもよく考えて決めないとなんとなく使い勝手の悪い残念な照明になってしまいます。
今回は新築の照明の選び方について考えてみたいと思います。
新築の照明の選び方
ダウンライトとシーリングライト
ダウンライトとは?
ダウンライトとは天井に埋め込むようにして取り付けられている照明のことです。
広い範囲を照らすというよりはスポット的な明かりが特徴で、
天井埋め込みのためほこりが溜まらず、天井面がフラットになり部屋がスッキリとして見えることから近年人気の高い照明です。
シーリングライトとは?
シーリングライトとは天井に直接取り付けるタイプの照明です。
室内全体を広範囲に明るく照らすことができ、ダウンライトに比べ全体を均一な明るさにすることができます。
リビングのメイン照明にはシーリングライトがおすすめ
(画像引用:http://sumai.panasonic.jp/lighting/search/plan/?plan_no=AAA4219)
家族が最も過ごす時間の長いリビングは、全体を均一に明るくすることができるシーリングライトがおすすめです。
近年よく見かけるダウンライトだけをたくさん配置したリビングは少し注意が必要です。
皆さんはリビングでどういった過ごし方をされますか?
TVを見たり書きものや読書をしたり、子どもと遊んだりソファで横になったりと思い思いに過ごされるでしょう。
でもダウンライトだけのリビングではどうしても場所によって明るさのムラができやすく、上手に配置されていないと特に読書や書きものなどの際に目に負担がかかりやすくなってしまいます。
子どもは特に明るさのことなど考えませんから、わざわざ暗い隅の方に座って本を読んだりすることもあります^^;
その点部屋全体を明るく照らすタイプのシーリングライトなら部屋中どこでも均一の明るさですので目に負担がかかりにくく、目にやさしい明かりであると言えます。
ダウンライトを効果的に使う
ダウンライトは明るさにムラができる反面、部屋の雰囲気を演出するのに向いています。
全体を均一に照らすシーリングライトは良くも悪くも無難な印象になりがちなので、それぞれを適所に配置し効果的に使えれば、生活しやすくかつ洗練されたおしゃれな空間になるでしょう。
赤ちゃんのいるご家庭は注意
ダウンライトというのは真下をスポット的に照らすので、天井を見上げると配置によってはとてもまぶしいです。
大人はわざわざ天井を見上げることはないのであまり気にならないですが、ねんねの赤ちゃんは基本的にいつも仰向けに寝ていますね。
近年主流のLEDダウンライトの光は従来の電球型ダウンライトに比べ部屋をとても明るく照らしてくれるのですが、それだけ強い光なので赤ちゃんにとってはとても強い刺激になります。
寝返り前のねんねの時期を過ぎても遊びやお昼寝、おむつ替えなどで赤ちゃんが天井を見上げる頻度というのは大人よりもずっと多いです。
赤ちゃんはまだ自由に動いたり言葉で訴えたりできませんので、大人が気を付けて守ってあげたいですね。
ダウンライトの配置にも注意が必要
ダウンライトは下に向かう明かりでシーリングライトに比べて上方向や横方向への光の広がりがないため、壁や天井が暗く見えがちです。
そのため照明がダウンライトのみの場合たくさん配置してもなんだか空間が暗く感じてしまうこともありますので注意が必要です。
ダウンライトを壁に近い位置に複数配置すると下だけでなく壁も照らされて明るくなるので、ライトが同じ数でも感覚としてはかなり明るく感じます。
電気計画図面を渡されたらそういったことにも注意して図面を見てみましょう。
また、TVの背面の壁が暗いとTV画面との明るさの違いが大きくなり目に負担がかかります。
暗い中でスマートフォンの画面を見続けると明るすぎて目が疲れますよね。
画面は同じ明るさでも昼間明るい中で見ると何も感じません。
それと同じで、目に入るものの明るさが極端に違うと目が疲れる原因になります。
メイン照明がシーリングライトでもダウンライトでも、TVを置く位置の背面の壁にはしっかりと明かりが当たるよう、そのためのダウンライトを配置するなど考えておきましょう。
居室や寝室もメイン照明はシーリング
同じく子供部屋など居室や寝室もメインとなる照明はシーリングライトにしておいた方が良いでしょう。
子ども部屋も寝室も寝起きをする場所ですから、同じくダウンライトだと眩しさの問題があります。
『寝るときはどうせ電気を消すんだから良い』と思いがちですが、ゴロンと横になるのは何も就寝する時だけではありません。
横になって本を読んだり何かすることもありますから、「横になる=電気を消す」わけではありませんね。
子ども部屋では勉強などもするでしょうから、全体をムラなく均一に照らせるシーリングライトの方がメイン照明として適しているでしょう。
調光・調色機能付の照明器具がおすすめ
(画像引用:http://www2.panasonic.biz/es/lighting/home/synchro/)
画像はパナソニックの【シンクロ調色】ですが、光色と明るさで人が快適と感じるかどうかは変わってきます。
最近の照明器具は明るさを変えられる調光機能が付いているものが多くなりました。
さらにこのシンクロ調色は昼光色・昼白色・温白色・電球色(明るめ/暗め)の5種類の光色を使い分けられるようですが、
白っぽい明かりの昼白色と黄みがかった明かりの電球色の2種類を使い分けられるだけでも十分でしょう。
シーンに合わせて明かりを変えることでより快適な室内空間となります。
照明器具を選ぶ際は色や明るさを自由に変えられるものを選ぶと満足度が高いでしょう。
ちなみにわが家のメイン照明はこちらを選びました。
無段階調光・調色も可能。
普通のシーリングライトが結局一番使い勝手が良いけどビジュアル的に避けたかったので。
ウッドフレームになるだけでかなり印象が変わるので満足しています^^
私は楽天で買いましたが、照明器具ならネット通販でも『イメージと違う・・』とはなりにくいですし何軒も実店舗を回る必要もないのでおすすめです。
ネットの方が種類もたくさんありますので、色々探してみると良いと思います。
まとめ
新築の照明計画はこれらに気を付けましょう。
- リビング・居室・寝室のメイン照明にはシーリングライトがおすすめ
- ダウンライトを効果的に使い空間を演出する
- ダウンライトの配置は目に負担がかからないよう配慮
- 調光・調色機能付きの照明器具がおすすめ
おしゃれさも大切ですが家族が快適に暮らせることがいちばんです。
住んでから後悔しないよう、よく考えて照明計画を立ててくださいね。
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