こんにちは。ユルイチです。
キッチンのコンロをガスにするかIHにするか、迷いますよね。
『ガスの方が料理が美味しくできる』
『IHはお手入れが簡単』
『オール電化なら光熱費がオトク』
など、色々な情報を見聞きして迷ってしまうという方も多いと思います。
確かにIHよりもガスの方が料理が美味しいと感じる方も多いようです(個人差はあり)。
特に中華などではガスの強い火力で鍋を振って作った方が美味しくできそうですよね。
わが家はIHなのですが、先日久しぶりに実家のガスコンロで調理をしたら火力の強さに驚きました。
料理がお好きな方はガスの方が良いかもしれません。
ですが私の場合はIHにして良かったと思っています。
理由は何より掃除が楽なこと。
コンロがフラットなのでサッと拭くだけで綺麗になります。
新築してIHを採用したのをきっかけに毎晩使い終わったら拭くのをルーティンにしていますので、汚れが溜まらずキレイなまま°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
超ズボラな私でも1年続けられていますので、たぶん誰でも綺麗を保てると思います^^;
そんな私的にはおすすめのIHなのですが、採用する上でちょっと心配だったのは電磁波のこと。
『IH』と検索すると『IH コンロ』『IH フライパン』などにまじって『IH 電磁波』と出てきますので、気にされている方も多いと思います。
そんなIHの電磁波について、私なりに調べた結果とわが家が採用した理由についてお話しします。
IHは電磁波が心配?
IHとは
IHとはinduction heatingの略で、直訳すると誘導加熱です。
誘導、ということはIH自体が発熱するのではなく、内部に配置されるコイルを流れる電流により鍋などの調理器具を自己発熱させる加熱方法です。
鍋等が自己発熱するため、IH調理器そのものが熱くなるわけではありませんが、熱くなった鍋底と接触しているため結果的に触れている部分は熱くなります。
ですのでお子さんも絶対に安全というわけではないですが、火があるわけではないのでその点は安心。
電流により磁力を発生させるしくみのため、磁石がくっつく金属製の鍋等のみ使用できます。
電磁波とは
電磁波とは電界と磁界が互いに影響し合いながら空間を伝わっていく波のことです。
「電界」は電圧がかかっているものの周りに発生し、
「磁界」は電気が流れているものの周りに発生しますので、
電磁波は電気があるところには必ず発生します。
上記のようにIHは電流により磁力を発生させるしくみなので、当然電磁波が発生します。
IHから発生するのはおおよそ100キロヘルツ(kHz)以下の低周波電磁波(磁界)。
これが人体に悪影響を及ぼすのか?が問題です。
電磁波の人体への影響
電磁波の健康被害などを調べていると、様々なものが出てきますね。
めまい、不眠症、頭痛などに加えて、
がん、小児白血病、脳腫瘍などの怖い病気との因果関係を唱える情報も多く目にします。
これらが本当だとしたら怖すぎますね・・
色々な情報を読んでいると、確かに色々な健康への影響とまったくの無関係ではなさそうです。
ただ、これらの情報は高圧電線等による超低周波電磁波や携帯電話・スマホ等の高周波電磁波など様々な電磁派による影響がいっしょくたになっている場合もあるので注意。
総務省発表の「電波の人体に対する影響」によると、電波の生体に対する短期的な影響は次のようなものだと挙げられています。
1 刺激作用 低周波(100kHz(キロヘルツ)以下)のきわめて強い電波を浴びることにより体内に電流が流れ、“ビリビリ”“チクチク”と感じる、刺激作用のことが知られています。 この周波数帯は、船舶の航行用等の特殊な用途に使用されています。
2 熱作用 高周波(100kHz(キロヘルツ)以上)のきわめて強い電波を浴びると体温が上がります。この原理を応用したのが電子レンジです。 なお、携帯電話基地局や放送局などから発射される弱い電波を長期間浴びた時の健康影響(非熱作用)については、現在のところ、熱作用による影響以外に根拠を示すことのできる影響は見つかっていません
「短期的な」とわざわざ書いてあるところに悪意?が見え隠れするような・・(*_*)
とりあえず、IHから発生するような低周波電磁波に限ってみると、これを浴びることによる影響は「体内に電流が流れる」ことによる影響、といえそうです。
これがどれほど人体や健康に影響するかは正直なところまだはっきりしたことはわかっていないようです。
IHも進化している
電磁波のことも少しは気になりつつ、IHについて色々と調べていった結果私が行きついたのはこちらのIH調理機器のクチコミページでした。
このクチコミを書かれた方は仕事で電磁波を測定されているそうですが、IH調理機器はメーカーや機種によって電磁波にかなり違いがあるとのこと。
少し引用させてもらうと、
特にIHクッキングヒーターは雲泥の差といってもいいほど開きが大きいです。
具体的にいうと3年以上古いIHヒーターはOcmで300mG(ミリガウス)を超えます。メタルタイプは特にひどいです。10mGを超えると白血病になる確率が6倍位あがると言われていますから100mGを超えるような電化製品には近寄らない方がいいと思います。メーカ的にはパナソニックが一番電磁波が少ないと思います。しかしパナソニックでも去年の型だと横で100mG前後は出ています。
それで安全圏の10mG以下にするにはどのくらい離れなければならないかというと古いIHコンロは2m位離れなければなりません。(これは現実的に調理できない距離で無理)
僕もIHコンロは絶望的だなあと思っていました。どれ測っても300mGとか400とかですからね。しかし昨日この機種を測ることがあって、ものすごい驚きました。この機種右真横で0.5mG~3mG、左で35mGでした。右側がオールメタルで普通だと右側の方がきついはずなのに、ほとんどゼロといってもいい値でした。メーター壊れたのかなと思いましたが2台の計測器で測りましたが両方3mG以下でした。
3mGというのは液晶テレビ並です。10cm離れればゼロです。蛍光灯の方が高いんですよ。松下はとんでもない技術革新を去年から今年にかけてやったみたいですね。
これは2007年に書かれたクチコミで少々情報が古いですが、逆に言えば今の機器はもっと進化しているということですよね。
実際、こちらの記事によると2013年以降の機種はより電磁波の数値が低くなっているそう。
ただどちらも共通してパナソニック社のものが1番数値が低いという認識のようでした。
わが家はパナソニックのIHを採用
これらの情報と、IHそのものの機能やメリットデメリットを考えた結果、わが家ではパナソニックのIHを採用することにしました。
電磁波は他の電化製品からも出ているし、今のIHならそれほど特別視する必要もなさそうだと思ったこと、使用する時間は限定的であること。
それよりも高圧電線のすぐ近くや携帯のアンテナの近くに家を建てないことの方が重要かなと思ったからです(あくまでも私の場合は、です)。
この場合家にいる間中影響を受け続けることになりますからね。
電磁波の健康への影響は未知数で確かに不安はあります。ありますが、電磁波そのものを避けることは現代に生きている以上不可能ですから、あとは日頃からの使い方なのかなと。
電磁波は機器との物理的な距離によって影響(数値)が変わるので、日常でなるべくそれを意識しようと思いました。
具体的には
- IH使用時はコンロにくっつきすぎない
- レンジ使用時はできるだけ距離をとる
- 就寝時スマホを頭の横に置かない
などなど。
これだけでも生涯、何十年というスパンで考えれば体への影響は違ってきそうです。
・・というのが、私なりに出した結論でした。
IH、使いやすくて私は採用してよかったと思っています^^
まとめ
- 電磁波の人体への影響は未知数(無関係ではなさそう)
- 昔のIH調理器は電磁波がかなり強かった
- 今のものならかなり数値は低くなっている
電磁波は何も特別なものではなく、こうしてパソコンやスマホを触っている今も日常的に浴びているものです。
不安な方、自分の家がどうなのか気になってきた方は専用の機器を使えば自分でも電磁波の測定ができるようです。
過剰に情報に振り回されることなく、自分なりに上手な付き合い方ができると良いですね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
30代で30坪の注文住宅を建てたわが家が施主支給したもの、新築するにあたって購入したものを大公開!
2年住んでみて「これは本当買ってよかった!」と思うものだけを紹介します!