こんにちは。ユルイチです。
わが家がハウスメーカーではなく工務店での家づくりを選んだことは以前お話ししましたが、
わが家の選んだのはパナソニックビルダーズグループの工務店でした。
これはパナソニックの開発力と地域密着型工務店のサービス力の良い所を掛け合わせようというもので、パナソニックが開発したテクノストラクチャー工法を用いて地元工務店が施工します。
テクノストラクチャーとは
木と鉄を組み合わせて強度を高めたテクノビームという梁で家の骨格を強化する工法です。
ちなみに施工中、中から見るとこんな感じです。
これは1階の天井なんですが、梁に鉄が入っているのがわかりますよね?
これがテクノビームで、家全体の骨格を強化してくれます。
テクノストラクチャー工法は地震に強い
皆さんご存知でしたか?
普通の木造2階建て住宅のような建物では構造計算は義務化されていないので、一般的に構造計算は行われていないんです。
私は色々なHMや工務店をまわって話を聞くなかでそれを知ってびっくりしたんですが、
このテクノストラクチャー工法では一棟一棟すべてに構造計算を実施して必ず耐震等級3の家を作ってくれます。
何度も言っていますが私の家づくりの最重要事項は地震や災害に強い家をつくることなので、これもかなりの魅力でした^^
またこのテクノビームと構造計算によって強度を保ちながら柱を減らすことができるため、一般的な木造住宅よりも大空間を作れるそうです。
わが家はブログのタイトルにあるように小さな家なのであまり関係なかったですが^^;笑
結露は大丈夫?
木と鉄、ということで熱伝導率が全然違いますし、結露とか大丈夫かな・・と少し心配もしましたが、
断熱材をウレタン吹付断熱にしたので恐らく大丈夫でしょう。外回りの鉄部分は完全に覆われていましたから。
こんな感じに
右側が外壁側の壁なんですが、完全にモコモコと覆われています。
逆にロックウールやグラスウールだとやっぱりちょっと心配だったと思います。いやなんとなくですが。
でももともと形のあるものを充填するより吹付でバーッと覆ってしまった方が隙間なく施工できて結露も発生しにくいような気が・・するんだけどなー(・ω・;)タブン
木造住宅にとって結露は大敵ですからね。
窓なんかへの結露は大したことないですが(いや十分うっとうしいですが)
構造部分で起こる結露は木材を腐らせる原因となりますので大敵です。
一見問題ない普通の家に見えても実は壁の中で梁や柱が腐ってしまっていたら・・なんて想像すると怖いですよね。
さらにそこへ地震や台風が来たら(ノД`)コワイ
実際生活を始めて、少なくとも室内での結露はほとんど発生していません。
ただ意識して熱源は基本的に電気にしています。つまりオール電化で暖房もエアコンです。
たまには使いますが、ガスや灯油をメインにはしていません。
別に大丈夫なんだとは思いますが、心配性なので^^;
これで恐らくテクノの結露も防げていると思います。
まとめ
テクノストラクチャーのメリット
- パナソニック開発の材料・工法なので均一性があり安心
- 地元工務店が建てるので建築費用を抑えられる
- 一棟ごとに構造計算を実施するため耐震等級3の強い家になる
- 一般的な木造住宅より大空間が作れる
テクノストラクチャーのデメリット
- 木と鉄を組み合わせて使用するため結露が心配?
という感じでしょうか。
ただデメリットについては私は上記のような感じで大丈夫だと思っています。
鉄を使っていなくても構造材に対して結露の心配をするのは同じですしね。
かえって家を長く大切にしていく意識を持つ一助になって良いかもしれません^^
耐震等級3をとっていると地震保険も半額になりますし、等級3というのは消防署や警察署等の防災の拠点となる建物の耐震性能と同じなのでやはり住んでいて安心感があります。
わが家には小さな子どももおりますので、私にとってはこれが最も大きなメリットでした。
わが家は同時に地盤にもかなりこだわって土地を探しましたので、
その甲斐あって『何かあっても家は大丈夫』と思えています。
もちろん実際のところは何か起きてみないとわかりませんが^^;、少なくとも手は尽くしましたので何かあっても後悔はありません。
建ってしまえば見た目にはわかりませんが、家の構造というのはとても大切な部分です。
何かあった時に後悔しないようよく吟味して自分に合った工法を選びたいですね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました^^*
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